特別扱いしてください

「それじゃあ桜井さん、明日から頼むよ!」



上司から発せられるプレッシャーを感じながら、美咲さんと共に部屋を後にする。




「失礼しました。」




はいっ!と答えることは出来ず、ぺこっとお辞儀をしてその場を立ち去った。





「花穂ちゃん大丈夫?ひどい顔色…」




心配そうに美咲さんが声をかけてくれる。




「大丈夫です…。」




まだ何も起きてもいないのに、美咲さんに心配かけるわけにはいかない。




「なにか困ったことがあったら、いつでも相談してくれていいからね。」




「ありがとうございます。」





心配をかけないよう、出来る限りの笑顔で応えた。