特別扱いしてください

「口覆っちゃったら喋りづらいだろうから…。」




ドギマギしている私には構わず、陽太は私に経鼻カニューレを着けて、酸素投与の準備を着々と進めている。




脈、とられなくてほんと良かった~。





「よし、オッケー。」




どうやら酸素の設定が終わったらしい。





「あ、そうだ。経過みたいからさ、3日後に再診予約いれといていい?」




「えっ、あ、うん…。」




「家で診てあげられたらいいんだけど、ちょっと分からないし…。ごめんね。」




パソコンを触って予約を入れる陽太は、待ってるからちゃんと来てよ~?と私に釘を刺すことも忘れない。




その話題になるのは避けたいので、話を意図的に逸らす。




「最近忙しそうだもんね。陽太こそ体調気を付けてね。」