励ますように声をかけながら、ひなたくんの首回りなどを触診。



高い体温が肌から伝わってくる。



辛くて元気がないのか、俺が触れても泣かない。




「じゃあ、次はもしもしさせてね。」



看護師さんがひなたくんの後ろに回り服を上げてくれた。





「ちょっとごめんねー。」



さすがに泣きそうになるひなたくんに看護師さんが、


「大丈夫だよー、吸ってー、吐いてー、そう!上手~」


と声をかけてくれている。




その間に聞こえてくる呼吸音に集中した。




怪しいなぁ。



発作起きそうだ…。




それに、肺炎の可能性も…。