今私の横にはベッドサイドに座って静かに話す湊くんがいる。



この人はいつもこうなんだ。




なんで私の考えてる事が分かっちゃうんだろう?




どうしてこんなに優しいんだろう?





真っ直ぐな言葉で想いを伝えてくれる彼に、私も応えなきゃと思うけれど…




溢れる涙を抑えることができない。




そんなダメダメな私のことを湊くんは優しく待ってくれていた。



「……ごめんね。


私、湊くんにそんなに優しくしてもらう資格ない。


嫉妬しちゃったんだ…。

他の患者さんより先に私の事助けてほしいって思っちゃったの。」



ゆっくりと話しだす。