湊くんはそう言ってくれたけど…。



簡単にはい、わかりましたって訳には当然いかず…。





あれから2日、湊くんとの距離の取り方が分からなくなってしまった。



なるべく負担はかけたくない。



湊くんがみんなの湊先生でいられるようにしたい。





私だけ特別は許されない。





湊くんは相変わらず優しくしてくれるけれど、私の様子がおかしいことに気付いているのだろう。




医者と患者の関係以上に関わらないようにしているみたいだ。





これでいい…




そう思い込もうとするけれど、やっぱり…









自分でも面倒くさい奴だと思う。




自分から拒否しておいて、構ってもらえないと寂しくなるなんて。





何がしたいのか分からない。





ほんとに我儘だ…。






身体も心も辛くて、涙が頬を伝う。