カナが何をするかとヒヤヒヤしていたわたしだけど、幸い、和泉くんがカナをキレさせることもなく、カレーは完成した。

「手を合わせてください!」

『合わせましたー!』

「いただきます!」

給食委員長の掛け声に、わたし達はいただきますをして。

「あー、生き返る…」

カレーを食べながら、わたしがつぶやくと、咲真くんが笑った。

「ビール飲んでる親父みてぇ」

「お、親父!?」

「みさは、可愛い親父だよ!」

「は、はい??」

ニコニコしながら変なことを言うカナ。

「…酔ってます?」

「酔ってないよ?」

和泉くんの質問に、カナは、ゴキゲンな顔でカレーをぱくっと食べた。