「まぁまぁ、とりあえず制限時間はそんなにオーバーしなかったんだからさ」 和泉くんがいないことに気づいたのは、ゴール手前。 あれ、涼は? という小林くんの言葉でわたし達はようやくその事実に気づいたのだ。 それから、和泉くんを探すこと十五分。 ちゃっかりわたし達の後ろに付いていた和泉くんにカナがキレながら、ゴールしたのが、ついさっき。 カナのキレ具合には、先生も慌てていた。