「わぁ…!」

林間学校へと向かうバス。

街を抜けて、少しすると、海が見えてきた。

家の近くでは、まず見ることができない景色に、興奮する。

「大興奮だね、みさ」

眠たげなカナの声。

「そこまでじゃないけど……。カナ、眠そうだね、」

「眠い…っていうか、疲れたよ…。今からオリエンテーリングとか、ムリ…」

…大丈夫なのかなぁ。

わたしは、着いたらカナを起こしてあげよう、と決めた。