「今野、何点だった?」 笑ったまま聞いてくる小林くんに、わたしは若干怒りながら言う。 「どうだろうね…。小林くんは?」 「うーん、俺は……」 小林くんは、声を潜めた。 「言わない?」 「え、う、うん」 わたしがうなずくと、小林くんは、机に数字を書いた。 『430点』 「う、嘘……」 平均点は320点だったはず。 わたしと、遠すぎる…。 わたしは、うつむいた。