わたしの、名前。 優くんは、まだ息がある。 「大丈夫ですかっ!?」 駆け寄ってくる人達。 誰かが、電話をかけてくれていて。 「優くんっ、もう、もう大丈夫だからっ! 救急車が、来るから、…」 「み、さ…き… 、ご…め、ん…」 優くんのかすかな声。 「何でっ、何で謝るのっ!? 何で…」 「……」