「……っ、あぶねぇなぁ。」 私は背後から抱きつかれるような形で助けてもらった。 「あっ、ありがとうございます‼︎」 頭を下げて、お礼をした。 「いや、頭下げなくていいから。 ほら、家まで送ってくからさ。」 頭を上げて、相手の人を見て解った。 うわー……ヤンキーみたいな人だ。 こういう感じの人、苦手なんだけどなぁ……。 ワックスでツンツンの金色に染め上げられた髪にたくさんのピアス。 着崩した和服に腰元にさした木刀。