秀麗呪師☆四重奏


「俺、行く相手居ないから 霧島と行こうか、とか思ってたんだけどなー……」

「あ、そうなんだ、それは残念。」

俺も一緒に行きたい、オーラを醸し出す木村に一撃。

「え、一緒に行かせて……」

「とりあえず、柚菜に聞いてから ね⁇
私1人で勝手に決めちゃうと柚菜に悪いから。」

「うん、お願いします。

……でさ、前に言ってた漫画 持ってきたんだけど 読む⁇」

隣の席に座りカバンを漁る木村。
今年は席まで隣同士なんだよね。

「おぉ‼︎読みたい読みたい‼︎」

「とりあえず、5巻まで貸すから 読めたら返して⁇」

机の上におもむろに置かれた漫画。

「ちょっ、先生来たらどうするの⁉︎」

私は急いで、借りた漫画を丁寧にカバンの中にしまった。

「悪りぃ悪りぃ。」

悪びれた顔も見せず、木村が平謝りをする。

校則で、携帯はオッケーだけど漫画・音楽プレーヤーは禁止なんだよね。

漫画は発見次第、没取だし。