「僕、どうしたらいい?熊五郎達と戻った方が」
ウサと顔を見合わせお互い頷いて
「いいよこのままで」
「うん、事情が分かったんだから。それに涼ちゃんにばれてリュックに付けられてるんだから急にいなくなったら涼ちゃんが変に思うよ。みんなと陽菜ちゃんには話しておくよ」
「熊五郎、ウサ…ありがとう」
コンが僕達に抱きついた。
って言っても僕達二匹は透明ぬいだから今、涼ちゃんが目を覚ましてこの光景を見たらコンが浮いてるようにしか見えないだろう。
みんなぐっすり寝ていてよかったよ。
「じゃあ僕達は戻るね」
「うん。みんなに宜しくね」
バトンをふる前に涼ちゃんの耳元で
「涼ちゃん、コンをお願いね。ミラクル·マジカル·ヒナクル!」



