私の一番好きな人は世界で一番嫌いなヤツ

「いいから降りるぞ」


先輩は私の手を引いて歩き出した



「あの、どうして先輩が?」


「あんたが寝たんだろ?」


え?……だとしたら恥ずかしすぎる……



「いいから早く行くぞ」


先輩は反対側のホームに歩き出した。