「ムリ、ありえない。だいたいあんた俺のことほんとに好きなの?好きでもないでしょ?鬱陶しい」

え?あれ誰?

私は耳を疑った


彼がそんなこと言うはずない。

信じていた。だけど……

「わかった?ならさっさと行って」

女の人は顔に手を当てて去っていった、


酷い、酷すぎる……



私の足は自然に前に出ていた

「先輩さっきの言い方は無いと思いますけど?」

「は?あんた誰?盗み聞きする方がよっぽどたち悪いんじゃないの?」

私は何も言い返すことはできなかった

「あ、もしかして俺のこと好きなの?」

「は?なんでそうなるんですか!? 」