最悪なウェディング~鬼上司と恋の予感?~


そして1つの部屋に行くと
ドアを開けて私に入れと言ってくる。

私は、よく分からなかったけど
それに従う。
すると……リビングの窓から綺麗な夜景が
一望出来るじゃないか。

「綺麗……」
思わず見惚れてしまう。

これを私に見せるために……ここに
連れて来てくれたのだろうか?

「気に入ったか?」
そう言うと瀬名さんは、私の隣に並んだ。

「は、はい。あの……この部屋って!?」

「俺達の住む部屋だ」

は、はい!!?

えっ?私達が住む部屋ってどう言うこと。
住むって……えぇっ!?
頭の中がパニックになる。

そうしたら瀬名さんは、
「これから仕事が色々と増えてきて
もっと忙しくなる。
そうなれば、なかなか一緒に居られなくなるだろう。
少し会うだけでも時間を作らないといけなくなるし
何よりお前も不満だろう?」

「それなら一緒に住めば時間をもっと作れる。
これからもずっと一緒に居ることになるなら
なおさら、この時間を大切にしたい」
そう話してくれる。

お前も不満……?
彼もまた不満に思っていてくれてたの?