最悪なウェディング~鬼上司と恋の予感?~


八つ当たりっぽくなったのは、
美香子に悪いことをしてしまったが
腹が立って仕方がなかった。

仕方がないじゃない。
アイツが悪いんだから……

結局、来てしまった。
夜景の見えるデートスポット。
コンビニでビールを買ってやけ酒を飲もうと
来たのだが……

何処もかしこもカップルだらけだった。
さすが、デートスポットなだけはある。

ベンチでイチャつくカップルから
記念撮影をしているカップルまでいる。
どう考えても私だけが浮いていた。

「…………。」
どうしょう。勢いで来たけど……気まずい。
でもすぐに帰るのは癪だし。
うぅっ……1杯だけ飲んで帰ろう。

そう思い空いているベンチに座る。
夜景がとても綺麗だった。
あぁ、来るなら瀬名さんと行きたかったな。

周りのカップルを見ていると
胸が苦しくなり切なくなった。 
前まで会うだけでイライラしていたのに
今だと居ないと寂しくなっている。

いくら綺麗な夜景が見えても……1人じゃ意味がない。

涙が溢れて泣きそうになった。
だが、そのとき

「愛美!!」
瀬名さんの声が聞こえてきた。