最悪なウェディング~鬼上司と恋の予感?~


ダメ。恵梨香のお兄さんなのに
まだ失恋をして
智也の事を吹っ切れた訳じゃないのに。
そう思っているにも関わらず
私は、この人の胸に飛び込んでしまった。

どうしてなのか分からない。
だが胸に飛び込んでしまいたくなった。
苦しい……胸が。

なのにお兄さんは、
私を抱き締め返すと背中をポンポンと叩いてくれた。
まるであやすように。

「泣きたい時は、泣いておけ。
俺は、全部受け止めるから……だから
俺のそばに居ろ。好きだ」
強く抱き締められながら言われた。

心臓がドキドキと大きく高鳴っていく。
ダメ……だと思っているのに。
私は、この人に甘えてしまった。

涙が止まらない……。

そんな私をお兄さんは、受け入れて
kissをしてくれた。
涙のせいかしょっぱい。

もしかしたら私も…
お兄さんの事が好きなの……?

私は、彼の厚意を受け入れてしまう。
あれから目を覚ますと私は、自分の部屋で
恵梨香のお兄さんに抱かれて眠ってしまった。

寝れている彼の寝顔を見つめる。
まだ心臓がドキドキと高鳴って
締め付けられるような切ない気持ちになった。

なのにお兄さんから伝わってくる
ぬくもりは、優しくあたたかった。