「な、なんでしょう?」
「一応ハッキリさせておきたいから言っておく。
もし愛美が気がかりなら、心配するな。
愛美のことは、俺が責任持って守るから」
「お前は、恵梨香とお腹の子だけを大事にしろ!」
そう智也に発言をする。
えっ……!?
それって……どう言う意味?
「わ、分かりました……」
智也は、それだけ言うとバタバタと音を立てて
帰って行った。
帰っちゃった……。
でも私は、今智也のことよりも
さっきお兄さんの言っていた発言の方が気になって
仕方がなかった。
まだ心臓がドキドキと高鳴っている。
私を守るって……それって
どう言うことなの!?
私のこと……どう想っているの?
いやいや。相手は、恵梨香のお兄さんよ?
そんなことがある訳がないじゃない。でも……
頭の中が大パニックになってしまう。
すると恵梨香のお兄さんが
「おい、今の話聞いていたんだろ?
開けろ。ったく、先に帰りやがって」
ブツブツと文句を言いながら声をかけてくる。
ビクッ!!
中で聞いていたことがバレてる!?
しかも、中に入れろって……
そんなの無理に決まってるじゃない。
2人きりになるとあんな事になっちゃうし
今だと顔を合わせづらい。



