あんな人をからかってくる人と付き合える訳がない。
そもそも好きじゃないのに……。
「何アホっぽくボーとしてんだ?
ほら、行くぞ。早くしろ」
そう言うと私の手を掴み引っ張ってくる。
「ちょっと……」
握られた手のぬくもりが熱い。
チラッと美香子を見ると
ニコニコしながら手を振られた。
ちょっと、助けてよ……!?
「ねぇ離して下さい!!」
「うるさい。黙って歩け」
さらに強引に握り締めてくる。
ドキッと心臓が高鳴ってしまう。
な、何なのよ……。
身体中が熱くなってくる。
ドキドキしたまま恵梨香と智也に会うと
恵梨香は、目をキラキラさせていた。
「ねぇねぇ2人共……何かあった?」
ギクッ!!
「何がって……何を?」
何でそんなことを聞いてくるの!?
もしかしてバレた?



