「急に黙ってどうしたの、しょう君」
反応のない僕に焦れた彼女が声をあげる。
「あぁ、ごめん。
レイの寝顔があまりにも酷かったから、つい思い出してげんなりしてた。
後、顔によだれついてる」
「酷い!
ってよだれ!?どこ!」
あるはずのないものを、必死に探して拭おうとしている彼女に僕は笑った。
そして僕は心の中で静かに、恐る恐る一歩踏み出す。
なるようになれと。
予言者の言葉を信じて。
「僕、毎日ちゃんとここに来るよ。
毎日、休むことなく」
「・・・・え!?」
「レイに会いに来るよ」
人は小さな一歩だと笑うかもしれない。
僕の人生の中でもたいしたものじゃないかもしれない。
でも・・・
今の僕にとっては、精一杯に足を出した大きな一歩だった。
反応のない僕に焦れた彼女が声をあげる。
「あぁ、ごめん。
レイの寝顔があまりにも酷かったから、つい思い出してげんなりしてた。
後、顔によだれついてる」
「酷い!
ってよだれ!?どこ!」
あるはずのないものを、必死に探して拭おうとしている彼女に僕は笑った。
そして僕は心の中で静かに、恐る恐る一歩踏み出す。
なるようになれと。
予言者の言葉を信じて。
「僕、毎日ちゃんとここに来るよ。
毎日、休むことなく」
「・・・・え!?」
「レイに会いに来るよ」
人は小さな一歩だと笑うかもしれない。
僕の人生の中でもたいしたものじゃないかもしれない。
でも・・・
今の僕にとっては、精一杯に足を出した大きな一歩だった。
