君がうたう七つの子

彼女が、僕が思っている以上に僕の事を知っている事に驚いたのだ。

もうただ黙って聞く僕を、彼女は責めたりしなかった。

やっと気づいたのと言わんばかりに微笑んだ。

「だから今日もね、断られると思ってたんだ。でも会ってくれた。

凄くびっくりしたけど、会ってからのほうが驚いたな。

全然違うんだもの。

きっと引っ越して誰かに会って、それか何かがあって変わったのかな

それとも両方なのかな」

そうやって、僕を試すように笑う元クラスメイトの彼女の言葉には、素直にうなずけない。

僕が僕であることはそう簡単に変わらなし、変えられない。

しかし、唯一頷けることがあるとしたら誰かに会って、何かがあったということ。

幽霊の少女に会って、その少女と取引をしたということ。