僕の事は信じなくても構わないけれど、僕の話は、レイとの話は信じて貰わなければならないのだから。
とんだ矛盾をはらんだ話だけど、そう思うのだから致し方ない。
「――なら、何故知っているの。
レイに会っていなければこんな絵は描けないわ。
歌も。」
ただ黙って、泣きながら僕と父親のやり取りを聞いていたレイの母親は、やっと僕をまともな目で見て、声を出した。
憎悪も、狂気もない目で。
素朴な疑問だけを浮かべた目で。
僕を見つめる。
「それは、会っているからですよ。
レイに会っているからです」
幽霊となったレイに。
僕はその目をまっすぐに見返して、彼女と彼の疑問に答える。
簡潔に、答える。
とんだ矛盾をはらんだ話だけど、そう思うのだから致し方ない。
「――なら、何故知っているの。
レイに会っていなければこんな絵は描けないわ。
歌も。」
ただ黙って、泣きながら僕と父親のやり取りを聞いていたレイの母親は、やっと僕をまともな目で見て、声を出した。
憎悪も、狂気もない目で。
素朴な疑問だけを浮かべた目で。
僕を見つめる。
「それは、会っているからですよ。
レイに会っているからです」
幽霊となったレイに。
僕はその目をまっすぐに見返して、彼女と彼の疑問に答える。
簡潔に、答える。
