君がうたう七つの子

「もうやめてくれないか!

この間君に何か不快な思いをさせてしまったのなら謝るから!

だから、もうこれ以上は!」

ついで、懇願するように父親が僕に謝ってくる。

何度も、何度も

もうやめてくれと。

これ以上私たちに何もしないでくれと。

母親は僕の胸から手を放し、崩れ落ちる様に膝をつくと、ごめんなさいとうわ言のように繰り返している。

これでは、まるで僕が悪役のようだなと思うが、実際彼らにとって突然現れて、場をかき乱す僕はそれと相違ないのだろう。

しかし、僕は何も悪役になるためにここに来たのではない。

その為に今まで準備をしてきたのではない。

僕は―――