「今日からお前らと同じクラスになる佐原優だ」
「佐原優です。よろしくお願いします。」

「やばいかっこいいんだけど」
「彼女いんのかな」
「あんた狙ってんのw」
「みんな狙うでしょw」
「確かにw」

教室がざわめき始めた
確かにイケメンだ
少女漫画にいそうなイケメン

「んーとじゃ、席は吉岡の隣な」
私の隣!?
「わかりました
よろしくね」
「は、はい」
眩しすぎて隣見れないんだけど
はあ、これから大丈夫かな

「じゃ、HR終わりなー」
HRが終わった瞬間転校生の周りに女子たちが集まりだした
「ねぇねぇ、どこから転校してきたの?」
「彼女は?」
「好きなタイプは?」
「えーっと、とりあえず落ち着こうか。」

転校生も困った様子だ
女子って恐ろしい
逃げよ
そう思ってトイレ行こうとしたら
「ねぇ、助けてよ」
小声で話しかけてきた
「………」
心は痛むが無視をして、トイレに行った

女子たちはそんなことは気にもせず、転校生に質問ばっかしていた
転校生は困惑しながら質問に答えていた
それは授業が始まるギリギリまで続いていた