部屋の中に入ると課長は直ぐにカゴの中に呼びかけた。
「ピーチ」
名前を呼ばれた方は『ピピッ!』と短く鳴いて喜んだ。
まるで小躍りでもするかのように、カゴの中をウロウロしている。
「毛ヅヤも良くなったな。鼻水も止まってるし声も枯れてない」
観察しながら眺めている。
その課長から少し離れて、私は彼と小鳥を見ていました。
「出してやってもいいか?」
課長の不意な質問にハッとする。
昨日の夜、ネットで調べた『放鳥』だと気づきました。
「ど、どうぞ」
初めて目にする。
小鳥は一体どんな動きをするんだろう。
「ピーチ、おいで」
扉をスライドして上げると、課長はそう言って手を差し込みました。
『ピッ!』
まるで飼い慣らされた犬のように手の甲に飛び乗る小鳥。
手はカゴの外に引き出された。
上に乗った小鳥は、バサバサと翼を広げた。
トン…と足で蹴って飛び上がった。
勢いに乗った小鳥の体が、空を切って羽ばたく。
部屋中を何度か旋回して回る。
息もつけないくらい速いスピードで、見ているのもやっとです。
ビックリしたまま見入っていました。
そしたら課長が呼び止めた。
「ピーチ」
ピュピュッ!…と口笛を吹くと、急降下して降りてくる。
滑り込むように課長の肩に止まった。
左から右へと、背中や肩を移動している。
「ピーチ」
名前を呼ばれた方は『ピピッ!』と短く鳴いて喜んだ。
まるで小躍りでもするかのように、カゴの中をウロウロしている。
「毛ヅヤも良くなったな。鼻水も止まってるし声も枯れてない」
観察しながら眺めている。
その課長から少し離れて、私は彼と小鳥を見ていました。
「出してやってもいいか?」
課長の不意な質問にハッとする。
昨日の夜、ネットで調べた『放鳥』だと気づきました。
「ど、どうぞ」
初めて目にする。
小鳥は一体どんな動きをするんだろう。
「ピーチ、おいで」
扉をスライドして上げると、課長はそう言って手を差し込みました。
『ピッ!』
まるで飼い慣らされた犬のように手の甲に飛び乗る小鳥。
手はカゴの外に引き出された。
上に乗った小鳥は、バサバサと翼を広げた。
トン…と足で蹴って飛び上がった。
勢いに乗った小鳥の体が、空を切って羽ばたく。
部屋中を何度か旋回して回る。
息もつけないくらい速いスピードで、見ているのもやっとです。
ビックリしたまま見入っていました。
そしたら課長が呼び止めた。
「ピーチ」
ピュピュッ!…と口笛を吹くと、急降下して降りてくる。
滑り込むように課長の肩に止まった。
左から右へと、背中や肩を移動している。

