「痛っ!」
ガツンと指先を電話台にぶつけてしまった。
舌だけでなく手も嘘を吐きたくないらしい。
「だ、大丈夫ですか!?」
見ている方が驚いた。
「うん、平気。トラブルでも何でもないから」
どちらかと言うとサプライズ!?
課長からの電話は私にとってそんな感じだった。
昼休みの間も課長に連絡したくて仕方なかった。
だけど向こうはきっと休んではいない筈だと思うと、連絡したくてもできない。
ジリジリする気持ちを抑えて仕事を終えた。
課長に連絡するとしたら一体何時頃が適当だろう。
「あーバカだな、私…」
考えたみたら自分の番号を教えてもいない。
ケイタイから電話してみても不審に思われてしまうだけです。
「しまったなぁ」
後悔しても遅い。
課長からの電話が入るのを待つしかありません。
小鳥は私が部屋に入ると、落ち着かない様子でカゴの中を動き回りました。
見慣れない部屋の雰囲気に見慣れない人間の姿、警戒しているかのように翼をバサバサと広げている。
「ピーチ」
優しく声をかけたつもりでした。
でも、小鳥は落ち着きを取り戻しもせず。
「そうだよね。ピーチにとって私は知らない人間だもんね」
一日や二日で仲良くなれるわけがない。
朝はすんなり餌を食べてくれたけれど、夜の薬は飲んでくれるかどうか不明です。
(もしもの時は課長に電話してもいい?)
ガツンと指先を電話台にぶつけてしまった。
舌だけでなく手も嘘を吐きたくないらしい。
「だ、大丈夫ですか!?」
見ている方が驚いた。
「うん、平気。トラブルでも何でもないから」
どちらかと言うとサプライズ!?
課長からの電話は私にとってそんな感じだった。
昼休みの間も課長に連絡したくて仕方なかった。
だけど向こうはきっと休んではいない筈だと思うと、連絡したくてもできない。
ジリジリする気持ちを抑えて仕事を終えた。
課長に連絡するとしたら一体何時頃が適当だろう。
「あーバカだな、私…」
考えたみたら自分の番号を教えてもいない。
ケイタイから電話してみても不審に思われてしまうだけです。
「しまったなぁ」
後悔しても遅い。
課長からの電話が入るのを待つしかありません。
小鳥は私が部屋に入ると、落ち着かない様子でカゴの中を動き回りました。
見慣れない部屋の雰囲気に見慣れない人間の姿、警戒しているかのように翼をバサバサと広げている。
「ピーチ」
優しく声をかけたつもりでした。
でも、小鳥は落ち着きを取り戻しもせず。
「そうだよね。ピーチにとって私は知らない人間だもんね」
一日や二日で仲良くなれるわけがない。
朝はすんなり餌を食べてくれたけれど、夜の薬は飲んでくれるかどうか不明です。
(もしもの時は課長に電話してもいい?)