その日中に敬太先輩からフォローが返ってきた。

「え!まじか!とりあえずDMでも送ってみようかな〜。」

私は部屋で1人つぶやく。

『フォロバありがとうございます!』

無難にこう送ってみた。

『こっちこそフォローありがとうね。』

あまり時間が経たないうちに返信が来たことに驚きながらも、内心嬉しく思いつつまた返事を送った。

『いえいえ!というか、私のこと知ってます?笑』

少しおかしな質問をしてしまっただろうか?でも、話を続けるために無理やり話題を絞り出した。

『知ってるよ?美帆ちゃんの友達で、賢治と同中でしょ?』

予想外の返事に私は思わず目を見開いてしまった。

「私のこと知ってるんだ…」

他学年の先輩が私のことを知っているという事実は、少し私に優越感を与えたのだった。