「あーーーー。敬太先輩かっこいいよー!」
まだ朝の8時15分。最近美帆はこればっかり言っている。
「水月聞いてよ!今日敬太先輩と電車一緒だっ たの!あいさつしちゃった♡」
どうやら敬太先輩とは美帆の部活の先輩らしく、最近の美帆のお気に入りらしい。
「よかったね。てかだれそれ。」
あいにく私は敬太先輩とやらが誰なのか知らないので美帆の話に適当に相槌を打つしかできない。
「部活の先輩で、背が高くてー、細くてー、目がスッとした感じでかっこいいの!
あ、でも水月のタイプじゃないね…。」
「そうだね。私はゴリマッチョで目がぱっちりの人がタイプだから。」
「いや、でも本当にかっこいいから!水月にも今度教えてあげるね♡」
今日も美帆は楽しそうだ…。
キーンコーンカーンコーン…
8時30分。HRの始まりのチャイムがなった。
今日も1日が始まりを告げた。
この時の私の敬太先輩に対する認識は「友達のお気に入りの先輩」というだけで、特に興味もなかった。
まだ朝の8時15分。最近美帆はこればっかり言っている。
「水月聞いてよ!今日敬太先輩と電車一緒だっ たの!あいさつしちゃった♡」
どうやら敬太先輩とは美帆の部活の先輩らしく、最近の美帆のお気に入りらしい。
「よかったね。てかだれそれ。」
あいにく私は敬太先輩とやらが誰なのか知らないので美帆の話に適当に相槌を打つしかできない。
「部活の先輩で、背が高くてー、細くてー、目がスッとした感じでかっこいいの!
あ、でも水月のタイプじゃないね…。」
「そうだね。私はゴリマッチョで目がぱっちりの人がタイプだから。」
「いや、でも本当にかっこいいから!水月にも今度教えてあげるね♡」
今日も美帆は楽しそうだ…。
キーンコーンカーンコーン…
8時30分。HRの始まりのチャイムがなった。
今日も1日が始まりを告げた。
この時の私の敬太先輩に対する認識は「友達のお気に入りの先輩」というだけで、特に興味もなかった。