思わぬチビジャ〇男子の壁ドンに、夏成実はときめくどころか、笑いをこらえるのに必死だった。
――見上げない壁ドンがあったとは……。
「……ぷっ」
つい吹き出してしまった夏成実に、チビジャ〇男子が怪訝な顔で訊いた。
「見たんだろ?」
「えっ?」
「だから笑ったんだろ?」
唐突に決めつけられて、夏成実は面食らう。そこにチビジャ〇男子の友達らしき人物が、後ろから声をかけた。
「おい、功(こう)。そんなとこで何やってんだよ」
功と呼ばれたチビジャ〇男子が振り返った隙を突いて、猛ダッシュで駆け出す夏成実。
「あっ、テメ、待てっ」
その声を尻目に、階段を三階まで一気に駆け上がった。
肩で息を整えながら、下を覗き込んだが、追ってくる様子はない。ひとまずほっとして、夏成実は階段の手すりに背中を預けて座り込んだ。そこにポケットの中のスマホが振動して、LINEの着信を告げる。
≪今日の放課後、桜川那子を呼び出す事にしたから、夏成実も一緒に行こうよ≫
グループLINEのトークに、そんな誘い文句が送られてきて。夏成実は躊躇いながらも、オッケーのスタンプを送った。
――見上げない壁ドンがあったとは……。
「……ぷっ」
つい吹き出してしまった夏成実に、チビジャ〇男子が怪訝な顔で訊いた。
「見たんだろ?」
「えっ?」
「だから笑ったんだろ?」
唐突に決めつけられて、夏成実は面食らう。そこにチビジャ〇男子の友達らしき人物が、後ろから声をかけた。
「おい、功(こう)。そんなとこで何やってんだよ」
功と呼ばれたチビジャ〇男子が振り返った隙を突いて、猛ダッシュで駆け出す夏成実。
「あっ、テメ、待てっ」
その声を尻目に、階段を三階まで一気に駆け上がった。
肩で息を整えながら、下を覗き込んだが、追ってくる様子はない。ひとまずほっとして、夏成実は階段の手すりに背中を預けて座り込んだ。そこにポケットの中のスマホが振動して、LINEの着信を告げる。
≪今日の放課後、桜川那子を呼び出す事にしたから、夏成実も一緒に行こうよ≫
グループLINEのトークに、そんな誘い文句が送られてきて。夏成実は躊躇いながらも、オッケーのスタンプを送った。



