雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~

「いや、同じクラスの女子が来てるんですけど、呼び鈴押すから注文かと思ったら、花火大会どうすんの的な」


「あーね。あるあるだな」


「こっちはバイト中じゃないっすか? 理解出来ないっすよ」


 悠李はニヤニヤしながら、帆鷹の肩に手を置いて囁いた。


「それが女だ」


 ホールへと出て行く悠李の背中に帆鷹は思う。


 ――女ってホント、よくわかんねぇ……。