雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~

 バックヤードに入った帆鷹が、溜め息をついているのを見て、悠李は何気なく声を掛けた。


「どした?」


「女って、なんでああなんすかね」


「帆鷹が女の話するとか、雪でも降る?」


「んな茶化さないで下さいよ……」


 面倒くさそうに頭を掻きながら言う帆鷹に、悠李は興味津々で近付いた。


「で? 何があったって?」