二十一時にバイトを終えた悠李が店を出ると、そこに立っていた見知った顔に驚いた。
「律樹の妹ちゃん? こんなとこで何してんの?」
「見ればわかるでしょ? 待ってたの」
相変わらずなツンケンした物言いで、萌果は睨む様に悠李を見る。
「『待ってた』って……もしかして、俺?」
「あんたの他に誰がいるわけ!?」
「妹ちゃんさ、『あんた』って事なくない? 仮にも俺、先輩」
「じゃあ、江坂悠李」
「フルネーム呼び捨てかよ」
「だって萌果にとっては、先輩ってよりお兄ちゃんの友達だし」
「兄貴の友達=(イコール)先輩だろ」
「お兄ちゃんの友達は、萌果の友達」
「何だよ。そのジャイアン的発想。あっ、女だからジャイ子か」
からかって笑った悠李を、萌果は更に鋭い目つきで見た。
「律樹の妹ちゃん? こんなとこで何してんの?」
「見ればわかるでしょ? 待ってたの」
相変わらずなツンケンした物言いで、萌果は睨む様に悠李を見る。
「『待ってた』って……もしかして、俺?」
「あんたの他に誰がいるわけ!?」
「妹ちゃんさ、『あんた』って事なくない? 仮にも俺、先輩」
「じゃあ、江坂悠李」
「フルネーム呼び捨てかよ」
「だって萌果にとっては、先輩ってよりお兄ちゃんの友達だし」
「兄貴の友達=(イコール)先輩だろ」
「お兄ちゃんの友達は、萌果の友達」
「何だよ。そのジャイアン的発想。あっ、女だからジャイ子か」
からかって笑った悠李を、萌果は更に鋭い目つきで見た。



