雨虹~傘を持たない僕達は果てない空に雨上がりの虹を見た~

「俺は勝手に、あの時君もエビ高なんだと思ってたんだ。だから絶対にまた会えるって思ってて。一緒にライブ行ったヤツには、いろいろ言われたけど」


 新太はずっと話していて、伊万里はそれに頷いたり首を振ったり、時々笑ったりしていた。


 もっとFateの事も話したかったが、まだ男性に免疫がない伊万里がコミュニケーションを取るのは難しかった。


「そろそろ行こっか? ごめんね、なんか俺ばっかしゃべっちゃって」


 伊万里は全力で首を振る。


「もし、伊万里ちゃんさえ良かったらさ、LINE交換したいんだけど。いい?」


 直接話すよりも、LINEの方が話しやすいと思ったので、伊万里はそれに応じた。ふるふるでLINEを交換すると、二人は店を出た。