トイレに行った夏成実は、三年生の階のトイレがやけに混雑していたので、二年生の階へと階段を下りて行った。鼻歌交じりで足取りも軽い。気付けば二階を通りすぎ、一階まで下りてしまっていた。仕方なく、そのまま一階のトイレに入る事にする。
一階のトイレを出て、廊下を歩きかけたところで、前から歩いてきた高井田功に「あっ」と指を差された。
「え、アタシ?」
「こないだの痴漢女!」
「はぁ?」
身に覚えのない事を言われ、夏成実は外国人のように「Why?」のジェスチャーで肩をすくめる。功はズンズンと近付いてきたかと思うと、夏成実を見上げてにらみ付けた。
「男子トイレで、見たんだろ!」
「見たって、何を?」
「しらばっくれんな、俺の……」
何の事? とキョトンと首を傾げる夏成実。
一階のトイレを出て、廊下を歩きかけたところで、前から歩いてきた高井田功に「あっ」と指を差された。
「え、アタシ?」
「こないだの痴漢女!」
「はぁ?」
身に覚えのない事を言われ、夏成実は外国人のように「Why?」のジェスチャーで肩をすくめる。功はズンズンと近付いてきたかと思うと、夏成実を見上げてにらみ付けた。
「男子トイレで、見たんだろ!」
「見たって、何を?」
「しらばっくれんな、俺の……」
何の事? とキョトンと首を傾げる夏成実。



