「江坂くん、まさかの朝帰り登校!? ショックー!!」
「夏成実は江坂のどこがいいの?」
「どこって……顔とか、ソフトなのに素っ気ないとことか。そういう那子だって、実は江坂くんの事気になってんでしょ?」
「まさか。あんなチャラ男タイプじゃない」
「どんな人がタイプなの?」
「絶対硬派。そこは譲れない」
「硬派かぁ。じゃあ、今宮くんみたいな人だ?」
夏成実が何気なく口にした名前に、那子の心臓は条件反射の様にドクンと大きく脈を打つ。
「江坂か今宮かって言われたら……今宮かな」
飽く迄何でもない様に言ったものの、那子の鼓動はいつもより早いリズムを刻んでいた。
「今宮くんもいいけど、アタシはやっぱり江坂くんだなー。でもさ、好きな男のタイプが違う方が女の友情は壊れないらしいから、うちらちょうどいいよね」
軽く受け流してくれた夏成実にほっとしながら、那子も「そうかもね」と、微笑んだ。
「夏成実は江坂のどこがいいの?」
「どこって……顔とか、ソフトなのに素っ気ないとことか。そういう那子だって、実は江坂くんの事気になってんでしょ?」
「まさか。あんなチャラ男タイプじゃない」
「どんな人がタイプなの?」
「絶対硬派。そこは譲れない」
「硬派かぁ。じゃあ、今宮くんみたいな人だ?」
夏成実が何気なく口にした名前に、那子の心臓は条件反射の様にドクンと大きく脈を打つ。
「江坂か今宮かって言われたら……今宮かな」
飽く迄何でもない様に言ったものの、那子の鼓動はいつもより早いリズムを刻んでいた。
「今宮くんもいいけど、アタシはやっぱり江坂くんだなー。でもさ、好きな男のタイプが違う方が女の友情は壊れないらしいから、うちらちょうどいいよね」
軽く受け流してくれた夏成実にほっとしながら、那子も「そうかもね」と、微笑んだ。



