「お兄ちゃん、この電車に乗ってたの!? 萌果が駅に着いた時にはいなかったのに」
「一本前の電車に乗ってたんだけど、痴漢がいてさ」
「えっ? 痴漢!? まさかお兄ちゃんがされたの!?」
やけに真顔の萌果を見て、律樹は思わず笑ってしまった。
「俺なわけないだろ。変な奴いるから、萌果も気をつけろよ?」
「大丈夫。痴漢なんて秒殺でやっつけるから」
萌果なら本当にやりかねないと、律樹は苦笑いする。
――それにひきかえ桜川は……。
萌果と話しながら、あまりに弱々しい那子の姿を思い出す律樹がいた。
「一本前の電車に乗ってたんだけど、痴漢がいてさ」
「えっ? 痴漢!? まさかお兄ちゃんがされたの!?」
やけに真顔の萌果を見て、律樹は思わず笑ってしまった。
「俺なわけないだろ。変な奴いるから、萌果も気をつけろよ?」
「大丈夫。痴漢なんて秒殺でやっつけるから」
萌果なら本当にやりかねないと、律樹は苦笑いする。
――それにひきかえ桜川は……。
萌果と話しながら、あまりに弱々しい那子の姿を思い出す律樹がいた。



