何て言ってあいつを連れ出したらいいかわからなくて、喫茶店に入る勇気がなかった。 「何やってんだ、俺」 あいつが出てくるまで、しばらく店の外で待つことにした。 一時間くらいたっただろうか…… ようやく、あいつが店から出てきた。