午前の最後の授業は日本史だった。

日本史は嫌いじゃないから真面目に聞いていた。

終了のチャイムが鳴ったのと同時に、真一の満面の笑みが視界に入ってきた。

「行くぞ!」

あぁ、面倒くさい。

仕方なくついて行った。