君依存

体育の後の古文……眠すぎる…

もうそのあとの授業なんて頭に入らないな…

昼ご飯をちゃんと食べて目を覚まそう。

チラッと彼女のほうを見ると、友達の土田さんに引っ張られて、購買へ向かうようだ。

自分の弁当を見下ろして、開けかけたふたを閉じた。

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「私が見てこようか?」

「お願い!小柄なあんたなら、この人ごみ、何とか潜り抜けれそう」

「う、うん……」

急いで階段を駆け下りると、購買の人ごみから少し離れたところに、二人がいた。