りこは、首を横に振りながら「ありえない。ありえないよ。ふみか」と連呼している。
「私だったら、私だったらね、湊先輩より、堤君のほうがいいね。絶対、100%彼女に対して優しいと思うんだ」
と、堤君の横顔を見た。
「湊先輩、彼女とかいるのかな……」
私は無意識にぼやいてた。
「私だったら、私だったらね、湊先輩より、堤君のほうがいいね。絶対、100%彼女に対して優しいと思うんだ」
と、堤君の横顔を見た。
「湊先輩、彼女とかいるのかな……」
私は無意識にぼやいてた。

