ピッピィー 終了を告げる笛と同時に、優勝したクラスの生徒たちが、一気にコートの中に入っていった。 悔しそうにコートを後にしているのは、本条君たちだった。 「やっぱ強いねぇ」 「そりゃ、湊先輩がいるんだもん、強いでしょ」 そばにいたほかの生徒たちが思い思いに話をしている。 ふみかもあの輪の中に入りたい気持ちでいっぱいだった。 ただただ、今は岳の声と、ぬくもりがほしかった……