君依存

体育館に入って、スコアボードに目をやった。

86-92

岳のクラスが勝っていた。

ふみかはほっとした顔で、りこをさがした。

りこは、声がかれそうなくらい大きな声で、岳たちを応援していた。

「りこ……」

「ふみか。大丈夫?」

「うん。大丈夫。先輩勝てそう?」

「もう後半も残りわずかだから、このままいけば……って危ない!!」

ヒートアップした選手がボールを追いかけ、歓声している生徒のギリギリのところまで来た。

りこは、ふみかをかばうように背中をコートに向けた。