君依存

前はこんなじゃなかったのにぃ……

私たちは、お店を出てゆっくりと歩いた。

「も、もう少しで、県大会ですね」

ぎこちなく話し始めてみた。

「あぁ」

「今年も突破できそうですか?」

「するでしょ。俺がいるし」

「ップッ。なんですかその自信は」

私は思わず吹き出してしまった。