君依存

りこは、一連のやり取りをわくわくしながら見ていた。

「すぐ来るから……」

それだけ言って、湊先輩も更衣室に入っていった。

「もぉ~!!やばすぎじゃない??ね?あれ、ちょーかわいいんだけど!先輩にかわいいとか思ったことなかったけど、あれはダメ。かわいい、耳が真っ赤だったよ?ねぇふみか……」

高速でまくしたてるりこは、私の視線の先にいるマネージャーを見た。

「おっと……これは……」

りこはふみかの後ろに隠れた。