案の定、俺たちはあっという間に囲まれてしまった。

三年の俺たちが、二年の階に来るってこと自体、ありえないことだから当然か……

「俺、ちょっと先行ってみるわ」

「…おう」

「湊先輩、どうしてこんなところにきてるのぉ!?」

バシバシ体を触られてる。

早く、抜け出したい……

そう思ってたら、真一に腕を引っ張られ解放された。