君依存

二人は、ふみかの前で止まると「やっと見つけた」と真一が言った。

「へ?」

岳は、気まずそうに視線をそらしている。

周りの生徒たちはざわつきながら、岳とふみかを見ている。

「あ、あの……」

周りの目が気になりだしたふみかは、首を縮めながら、岳に話しかけた。

「どうして来たんですか?」

「お前に話があったから」

人目を気にすることなく、岳はふみかの手をつかんだ。