君依存

「え?湊先輩が?」

ふみかは、少し嬉しそうに身を乗り出した。

「なんで?」

堤君は、誰となくつぶやいている。

人ごみにまぎれながら、様子をうかがっているふみかは「もうちょっとちかくでみてこよっかな」と言った。

「あんな人ごみ、行かない方がいいんじゃない?」

りこが、チラリと堤君のほうを見ながら言った。