「バレンタインの時だって、すごい数もらっても、あんたがあげたチョコすごくうれしそうにもらってたし」

「そ、そうかな……」

「ホワイトデーだって、あんたもらってんでしょ?」

「う、うん……」

今年に入ってからのイベント事を思い出すように話すりこは、今いち納得がいっていない様子だった。

「もしかして……」

りこは真剣なまなざしで私を見てる。