ふふっ。
今ね、すごい面白い光景が目の前にあってね…
ついつい笑っちゃうの笑
面白い光景ってなんだと思う?
実はね、夏木が弟のパンツも持って寝てるの!
びっくりだよね~
私はさっき起きたんだけどほんとビックリした
でも、ここの部屋は私と夏木の部屋だから
弟のパンツがあることが不思議なんだよね~
夏木、寝る前にでも持ってきたのかな笑
そんな変態なことしないか笑
なんだかんだで話してるうちに夏木が起きた。

「なんじゃこりゃーーーーーーっ」

はい、うるさいね。
この声で近所の人起きたんじゃないの。
私たちの家はみんな夏木より先に起きてるから
起こされるってことはないけど。

「なんでこんな物が私達の部屋にあるのよ!」

「あ、自分で持ってきたんじゃないんだ」

「そんなことしないわよ!」

ならよかった。
部屋のドアまでそんなやりとりをしながら
ドアを開けると…

「あ、オレのパンツ」

「キャーーーーっ変態露出キョーダイ!!」

そこにいたのはパンツ一丁の双子の兄弟でした

「毎朝言ってるけどお風呂出たら服着てよ
そして紺、朝からランニングお疲れ様」

「おう」

こう話してる間も夏木の顔は赤くなり…
五月のパンツを五月の顔面に投げた。

「夏木、オレのパンツ投げるなっ!」

「私達の部屋に置くのが悪いでしょー!!」

そんな顔真っ赤で言われても説得力ないよ。
私たちの話に興味無い紺はと言うと、スタスタとお風呂場に向かおうとしていた。

「テメっ紺!フロはオレが先つったじゃん!」

そんなの知らないよ。
てか、いいから服着なさいよ。
変態露出キョーダイめ。